解散の事

出来事は地球上の歴史からすればほんの一部分で
規則的にそれは日々と共に「過去」に変換されていく。
なぜか人は「過去」になるのを恐れる。


ZONEの解散・・・
建前上、受け止めていたがどこか拒絶している自分がいた。
紳士的に彼女達を見送ろうとする自分。
ダダをこねる子供のように手足をバタバタさせながら
彼女達を止めようとする自分。


どっちが本当の自分だろうか?


おそらく、どっちも自分なんだろう。


よく漫画で人の心の中を読むと言う技?がある。
その時に一つの言葉が出てきて人の心を読み取った事になってるが
人の心はとても複雑でいろんな想いが交錯してるのではないだろうか?
だから、人の心を読むと言うのは到底不可能だ。
言葉というのはその人の一つの想いを言語化したに過ぎない。
その言葉自体も適当なのかどうかさえわからない。
つまり、言葉と言うのはあてにならないものなのだ。


・・・話が少しズレた。


要は想いは一つではないと言う事。
解散と聞いて想った事は一つではないはず。
だから、人は悩む。
そして、悩んで結論を出そうとする。
「いつものように楽しんで笑顔で見送ろう。」
それが僕が出した答え。
その答えは結局、嘘なのか本音なのかは自分でもわからない。
でも、ZONEと共有してきた時間や空間は紛れもない真実だから。


出来事は「過去」になるが、人によって「過去」は「記憶」として刻まれる。
そして、その「記憶」がふとしたきっかけで蘇った時、
「記憶」は「想い出」になるのだ。